中国のネット人口はすでに5億人を突破し、世界最大のネット人口を抱えています。
EC利用者数も2012年には2億4700万人に達し、既に日本の総人口の2倍に迫る勢いです。
それでもまだインターネットの普及率は40%程度で、今後も伸び続けることは間違いありません。ECの市場規模も2012年には約1兆3000億元(約19.5兆円)に達し、2016年には3兆6000億元(約54兆円)を超えると予測されています。
中国のネット人口はすでに5億人を突破し、世界最大のネット人口を抱えています。
EC利用者数も2012年には2億4700万人に達し、既に日本の総人口の2倍に迫る勢いです。
それでもまだインターネットの普及率は40%程度で、今後も伸び続けることは間違いありません。ECの市場規模も2012年には約1兆3000億元(約19.5兆円)に達し、2016年には3兆6000億元(約54兆円)を超えると予測されています。
BtoCモデルのEC市場においては、Tmall(天猫)が60%近いシェア、またCtoCモデルでは淘宝網が90%以上のシェアを占めています。
淘宝網とTmall(天猫)を合わせた取引高は、2012年には約1兆元(約15兆円)に達していると推測され、淘宝網とTmall(天猫)は同じアリババグループのサイトであることから、中国ECはアリババグループのほぼ「一人勝ち」の状態と言えます。
チャットによる顧客対応やエスクロー決済、宅配クオリティの大幅な改善など中国ECの発展に大きく寄与してきた淘宝網とTmall(天猫)はもはや中国人の生活に欠かせない「インフラ」というべき存在になっています。
中国のEC市場はこれまで、「淘宝網(タオバオワン)」をけん引役として個人間売買市場(CtoCと呼ばれるECモデル)を中心に成長してきました。
しかし、2010年以降は法人が出店主体となりECモールに出店する形式(BtoCと呼ばれるECモデル)を中心に成長しており、2016年にはCtoC と BtoC のシェアがほぼ同じになると予測されています。
現在、モバイル端末によるECが急成長しており、2012年には約550億円の規模に達しています。EC全体の取引規模においても、4.2%のシェアとなっています。
モバイル端末によるEC市場は、PC端末市場の成長率を上回っており、2016年にはEC市場全体におけるモバイル端末の割合が18%に達すると言われております。