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週刊セールスインチャイナ ~2011年は中国EC激戦年になる!号~
第007号(2010年12月28日) 発行部数:130部
発行:セールスインチャイナ http://sales-in-china.jp
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│■今週のSIC厳選ニュース
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│■タオバオモールのレアデータ
│ ~タオバオギャザリング(淘宝団購)~
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│■楽酷天の軌跡
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│■編集後記
│ ~2010年総括と2011年~
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今週の一言
(来年2011年は、中国EC激戦になります!!)
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■今週のSIC厳選ニュース
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【中国全般】
▼中国サービス業の従業員数、09年は2.7億人
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/267437/
▼日本米卸大手の木徳神糧 中国でお米販売開始へ
http://www.chinabusiness-headline.com/2010/12/11344/
▼中国人観光客、海外ATM引き出し額は世界最高
http://www.chinabusiness-headline.com/2010/12/11328/
▼ダイエー&丸紅 上海に全テナント日系のファッションビルをオープン
http://www.chinabusiness-headline.com/2010/12/11315/
▼森永製菓 中国でハイチュウ増産へ子会社設立
http://www.chinabusiness-headline.com/2010/12/11313/
▼経産省/上海でファッションテストマーケティング実施
http://www.ryutsuu.biz/topix/c122120.html
【中国IT&EC】
▼米ウォルマート、中国の電子商取引企業の京東商城に出資
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK882598320101224
▼淘宝網の1店舗、子供服の「上海緑盒子網絡科技有限公司」VCから1億元
http://netshopnews.com/netshop/2010/12/23/1921/
▼京東と当当網との書籍販売価格戦争、中国B2Cの発展現状を反映
http://news.xinhua.jp/industry/267411/
▼ミニブログ、民意反映の新たなルートに
http://j.people.com.cn/94475/7239651.html
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■タオバオモールのレアデータ http://www.tmall.com/
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タオバオギャザリング(淘宝団購)
http://ju.taobao.com/index.htm
を久しぶりに覗いてみました。
前から気になっていた、BINGERのビジネスバッグが、
http://ju.taobao.com/tg/home.htm?groupId=nJi7mdaZ
389元→189元になっています!!
おまけに、送料無料!
年末大特価ですね。まよわず購入です。
すでに、1800名以上が参加しています。
BINGERは、この淘宝団購を利用したプロモーションが大得意です。
このバッグ
http://item.taobao.com/item.htm?id=7764767928&tracelog=jubuybigpic
30日間で3000件以上を売り上げています。
またバッグ+サイフ+ベルト=割引!などのセット売りもかなり効果
をあげているようです。
商品の説明も非常に詳細で、最近タオバオ内で流行の、ROUND DISPLAY(360度展示)
も採用しています。
他にも会社の説明やブランドの由来など、媒体への露出も含めてうまく表現してあり
信頼感を醸成しています。
http://binger.taobao.com/view_page-14711179.htm
日本の企業がタオバオへ進出する場合でも、日本での媒体露出の状況や本社の様子、
日本のリアル店舗の様子などをページ上でうまく表現して信頼感を醸成したうえで、
一気にブランドを認識させられ、且つ安物感があまりでないタオバオギャザリングの
ようなプロモーション手段を使うのは非常に有効だと感じました。
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■楽酷天の軌跡 http://www.rakuten.com.cn/
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圧倒的なトラフィックを誇るタオバオにアウェーながら立ち向かう、
日本企業の楽天市場(※中国名=楽酷天)
日本人としてはとても応援したくなりますね。
店舗の誘致も全体で2000店舗ぐらい集まった様子。
商談中も含むと3000店舗ほどになるとのこと。(楽酷天責任者談)
日本企業の出店も順調のようで、トップページにある日本商品というタグを
クリックすると30店舗ぐらいはありそうです。
タオバオモールでも日本ブランドは50店舗そこそこですから、健闘しています。
あとはエンターテイメント性をどこまで高めることができるか?
これからの課題ですね。なんといっても、買い物はエンターテイメントですから。
また楽酷天CEOの中村さんが言っているこの言葉、
「検索を制するものはビジネスを制す」(勝手に意訳)
http://www.rakuten.com.cn/info/news/2010/20101019_01.html
百度との連携を十分にやってもらって、2011年にはびっくりするぐらいの
トラフィックを集めて、中国ECに楽酷天あり!と宣言して欲しいです。
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■編集後記 ~2010年総括と2011年~
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今年の中国ECは、大きく進化した年でしたね。
まず、牽引するタオバオが顕著にB2Bに大きく舵をとった年でした。
タオバオモールを独自ドメインに変更したことを皮切りに、屋外広告や
ラテなどのマス媒体でガンガンプロモーションを始めました。脱C2Cです。
楽天の中国進出(楽酷天)、当当網のニューヨーク市場上場、最新のニュース
では米ウォルマートが京東網に出資するなど、業界全体がB2C化を加速させて
しています。また外資企業にEC免許が解禁され、大手ブランドが虎視眈々と
中国EC市場を狙っています。
すでに申請を始めている世界ブランドが50社以上いるとの情報もあります。
もちろん我々日本企業、日本ブランドも負けてはいられません。
2011年の中国EC市場は超激戦になります。
しかし、この市場で勝てないと日本も終わり、ぐらいの気合を持ってこの市場
開拓に臨みたいと思います。
今週の週刊セールスインチャイナは以上です。
最後までお読みくださってありがとうございます!
来年にお会いしましょう!
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