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~中国カレンダーにそった販売計画~ 続:週刊セールスインチャイナ第040回 
(2013年6月26日)
発行:セールス・インチャイナ株式会社 
http://www.sales-in-china.jp/
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│◇お知らせ
│◇”半中国人”浅野から見る中国 第37回 
│  ~中国カレンダーにそった販売計画~
│◇SICからのお知らせ、次回予告
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■■先週から今週にかけてTmallで年中大促と言われるセールが行われています。
独身の日のような巨大イベントではありませんが、セールをやっている店舗も多く
見かけます。Tmallを初めとする中国ECモールでは、様々なイベントや季節によっ
て、売上も変動します。今週はそんな、カレンダーと販売計画の関係についてお
話します。
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■”半中国人”浅野から見る中国 第37回 
~中国カレンダーにそった販売計画~

○カレンダーと関係する売上

日本と同じように、中国でも暦や季節によって売れる時期、売れない時期があり
ます。実店舗でもネット通販でも同じです。中国で商売をするためには、こうい
った中国の暦をよく理解したうえで、プロモーション販促戦略を立てる必要があ
ります。

例えば、中国には下記のような大きな休暇があります。
・元旦(2013年1月1日から3日までの計3日間がお休み)
・春節(2月9日から15日までの計7日間がお休み)
・清明節(4月4日から6日までの計3日間がお休み)
・労働節(4月29日から5月1日までの計3日間がお休み)
・端午節(6月10日から12日までの計3日間がお休み)
・中秋節(9月19日から21日までの計3日間がお休み)
・国慶節(10月1日から7日までの計7日間がお休み)
※2013年の例

○休暇前に盛り上がり、休暇中は落ち込む売上

世間的に買い物の気分が盛り上げるのが、春節前、GW前、国慶節前です。休
暇前はプレゼント需要や、帰省の旅行準備などで消費意欲も高まり、各実店舗も
催事でかなり盛り上げりますので、つられてネット通販も盛り上がります。

ただ休暇前は非常に盛り上げるものの、休暇中~休暇後はその反動で非常に下
がります。特に実店舗との違いは休暇中の売上が非常に下がることです。これ
は宅配便などがお休みになることでほとんどの店舗が休むことが原因です。ま
た、メールではなくチャットによるCS対応が重要になってくる中国ECにおいて、
休暇中のチャッター確保が難しい、という事情もあります。そもそも長期休暇の
場合は、消費者が実家に帰ったりするのでネットで買い物をする人が顕著に減る
ということもあります。

弊社運営の店舗でも、国慶節中は、休みに入った初日から2日目あたりにかけて大
きくアクセス数が減少し、休み後半になるにつれ、徐々にアクセスが回復する、と
いう現象が見受けられました。

○売上下がる時期は告知に活用

この、休暇中から休暇後にかけての期間は十分な集客が見込めないので、たとえ
ば春節であれば春物新作の告知、GWであれば夏物の告知、国慶節であれば冬物
新作の告知など、集客が戻ってきたあとのための告知をしていく時期です。

これ以外にも、1111イベント(11月11日シングルデー)、父の日、母の日、レディ
スデーなどの1日イベントのための準備も欠かせません。 実店舗でもネット通販
でも、こういった日本とは違う中国独特の暦を十分に意識した上で、販売戦略を立
てる必要があります。自社の商品がどんな時期に人気が出るのか(季節性はどうか、
休暇前の需要は発生するのか、プレゼント需要はどうか)などを実際にチャレンジ
しながらデータを蓄積し、より効果的なキャンペーンを立てる必要がありますね。

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■次回予告

・次回予告
来週水曜の『浅野から見る中国』では、Tmall内で露出を増やすための、広告運用
の仕事についてお伝えします。

今週の週刊セールスインチャイナは以上です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
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