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~2013年、中国経済の見通し~ 続:週刊セールスインチャイナ第006回 
(2013年1月23日)
発行:セールス・インチャイナ株式会社 
http://www.sales-in-china.jp/
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│◇はじめに

│◇”半中国人”浅野から見る中国 第6回 
│世界一の消費市場へ~中国経済, 2013年の見通し~

│◇SICからのお知らせ、次回予告
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■先週、何年かに一度の大雪に見舞われた東京。まだ道端に雪が残っているのを
見かけます。中国では温暖な南部から、最高気温すら-10度を下回るような北部
まで、気候も様々。消費傾向にも地域性が大きく現れます。
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■”半中国人”浅野から見る中国 第6回
世界一の消費市場へ~中国経済, 2013年の見通し~

私は2001年に中国へ渡って以来、長年中国ビジネスを展開していますので、
日本の経済状況よりもどちらかと言えば中国の経済状況のほうが気になります。
もちろんどちらも密接に関係しているわけですが。
今まで10年間、それほど気にせずとも自然に上り調子だった中国経済。
さて、今年2013年はどうなるんでしょうか?

○景気刺激策で輸出依存脱却を目指す
中国経済に精通していることでよく知られている、富士通総研上席主任研究員の
柯隆さんは、2013年の中国の経済見通しについて、「世界銀行が中国の潜在
成長率を8%台半ばから9%と発表しており、私も8%台半ばの成長率を達成
できると思う」と言明しています。
その理由は、中国の財政余力・貯蓄率がともに健全であり、政府の景気刺激策が
経済を刺激する方向に政策が動き、高い成長率を維持するということです。
確かに、中国国内で、税制の優遇や補助金、インフラや低所得者向け住宅・社会
保障への投資を拡大するなどさまざまな政府の景気刺激策が発表されており、
これによって52%という高い貯蓄率を持つ国民が消費を高めることで、輸出依存
からの脱却と国内消費主導へシフトできれば、9%の成長も夢ではないでしょう。
13億人の消費市場がより活発化することは、中国だけでなく世界経済にとって
明るいニュースですね。(もちろん、日本にとっても。)

○世界1の消費市場へ
賃金上昇による可処分所得増加は、国民の消費意欲を増大させています。
世界観光機関(UNTWO)が発表したデータによると、中国人海外旅行者の支出の
増加率が昨年より30%増加し世界一になりました。また、国内の飲食業も、
売上高が28兆円(2兆996億元)を超え、前年比13%増で伸びているようです。
もちろん、ネット通販での消費もガンガン伸びていて、昨年の通年流通額7800
億元を大きく上回り、1兆元(約13兆円)に達しています。政府の施策も、
『世界の工場』から『世界一の消費市場』へと移行する方向で動いている今、
日本ブランドもこの流れに乗り、縮小傾向にある日本市場から中国市場へと飛び
出して、日本ブランドを広めていく必要があると考えています。
改めて、今年もよろしくお願いします。

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■SICからのお知らせ・次回予告
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・Tmall売れ筋情報公開中!
http://www.sales-in-china.jp/sic/investigation/download_archives/index.html
無料公開中の“中国EC売れ筋商品”データ、今週は、
大陸の寒い冬を乗り越えるための必需品、ダウンジャケットです。
人気商品は累計30,000着近い販売実績のところも出てきています。

・次回予告
来週のテーマは、2013年における、日本企業の中国進出について。
各日本企業の現状と今後の戦略についてお伝えします。

今週の週刊セールスインチャイナは以上です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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