~中国ってどうなの?への回答~ 続:週刊セールスインチャイナ第007回
- 2013年2月7日
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~中国ってどうなの?への回答~ 続:週刊セールスインチャイナ第007回
(2013年1月30日)
発行:セールス・インチャイナ株式会社
http://www.sales-in-china.jp/
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│◇はじめに
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│◇”半中国人”浅野から見る中国 第7回
│日本企業の進出状況は?~中国ってどうなの?への回答~
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│◇SICからのお知らせ、次回予告
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■最近、微信にハマっています。-前編-
微信は、テンセントの無料メッセンジャーアプリで、ユーザー数は2億人超。
東南アジアや欧米でもWe chatという名前で流行しています。そんな微信ですが、
私が特に気に入っている機能は、音声チャットとシェイク機能です。音声チャットは、
文字を書く必要がないので邪魔くさくなく、電話するほどでもないメッセージを
軽く伝言ができる感じが楽しいです。 次号に続く
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■”半中国人”浅野から見る中国 第7回
日本企業の進出状況は?~中国ってどうなの?への回答~
○一般化・平均化できない国、中国
最近、中国ってどうなの?とよく聞かれます。
どうなの?ってアバウトに聞かれてもすごく困りますね。
中国は広いし人口は多いし、どう?と聞かれてもそれが輸出なのか輸入なのか、
内需なのか?政治なのか?わからないですからね。そもそも、中国はその国土の
広さや政治など様々な要因から、日本のように均質化しておらず、地域や人の間
で格差が大きいため、一般化や平均値を取ることが非常に難しい国です。
全体を一緒くたにして論じても、本質はまったく見えてきません。
ただ、日本のニュース等で、日中関係や労働コストの上昇によるチャイナリスク
が叫ばれているので、「実際どうなの?」と聞きたい気持ちはわかります。
○消費市場としてみた場合の中国
我々、中国を消費者市場として見ているものからの視点で内需を見てみると、
中国の2012年の中国小売市場の成長率は10.9%。このままいくと、2016年に
米国を抜き、世界最大の小売市場になると言われています。その巨大消費市場を
狙って、続々と外国企業が進出してきています。その中でも、時節柄なるべく
目立たないように、しかし確実に進出を早めているのが、実は日系企業です。
先月、高島屋上海店がオープンしました。工事や日中関係の悪化で遅れていた
ようですが、ようやくオープンにこぎつけたようです。既に中国各地で店舗展開
を積極的に進めている伊勢丹、イオングループ、イトートーカ堂も一時は日中関
係問題で売上も下がりましたが順調に回復しています。
コンビニ展開をしているローソン、ファミリーマート、セブンイレブンも堅調で
前年並みに復活しています。
外食産業で言えば、吉野屋、スキヤ、サイゼリア等が店舗展開を早めており、
丸亀製麺も今年上海に初出店し中国全土で100店舗展開を目指すという目標を
掲げています。
早めに中国進出をしている女性カジュアルアパレル分野は、すでに中国の都市部
にはなくてはならない存在になっていますし、男性アパレル分野でも、青山、
はるやま、コナカが中国進出を果たしています。
○チャレンジする価値あり
もちろん、中国以外のアジア地区にも触手を伸ばしている企業もありますが、
まずは中国市場である一定の成功を勝ち取ることが、今後のアジア戦略の大きな
マイルストーンになると、考えている企業が多いようです。
ですから、消費市場と見た場合の「実際どうなの?」への回答は、
「チャレンジする価値ありですよ」ですね。
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■SICからのお知らせ・次回予告
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・中国ツアー募集中
http://www.sales-in-china.jp/company/press/20121213.html
浅野をはじめ、長年現地で活躍する各企業の講師を招いた2泊3日の濃密ツアーです。
現地の空気感を知りたい・現地に人脈を作りたい、といった方に最適となっております。
締切も近づいておりますので、ご希望の方はお早めにご連絡ください。
・次回予告
来週のテーマは、中国での韓国系アパレルECについて。
ブランド力の弱さを補うその工夫とは?についてお送りいたします。
今週の週刊セールスインチャイナは以上です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
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